富士フィルムのギャラリー「フォトエントランス日比谷」主催の
フォトコンテストの一次審査に通ったよ!
壊れた CANON AV-1 で撮った写真です。
一次審査の審査員は写真家・瀬尾浩司さん。
一次審査を通った10人の、
二次審査を兼ねた写真の展示が
以下の日程で行われます。
もし近くに行くことがあったら
一票お願いします。
【フォトコンテスト展示期間】
12月24日(木)〜1月5日(火)
※冬休み休館12月29日(火)〜1月3日(日)
http://www.fujifilm.co.jp/photoent/gallery/gallery_info.html
【会場】
フォトエントランス日比谷
http://www.fujifilm.co.jp/photoent/access/index.html
【第二次審査発表】
最終発表をかねた、ハービー山口さんのトークショーです。
1月5日(火)
19:00〜
フォトエントランス日比谷



「-Z- 終わりは、始まり」
(1)英語アルファベットの第26字
(2)未知のもの
"z"をキーワードに4人が切り取った名前のない時間
【会場】 フォトエントランス日比谷 (下記地図参照)
【会期】 2008年5月14日(木)〜5月26日(火)
【時間】 11:00〜19:00
※5月20日(水)は休館です。
会期中の土日は出展者が会場にいる予定です。
お気軽に声をおかけください。
詳細はこちら
http://www.studiofelice.sakura.ne.jp/z/

「スクエア展」
【会場】 喫茶・ギャラリー りんごや
東京メトロ千代田線根津駅 1番出口より徒歩3分
【会期】 2009年3月18日(水)〜
3月29日(日)
【時間】 12:00〜19:00
詳細はこちら
http://squareten.seesaa.net/











「シャシン・コンプレックス」
【会場】 フォトエントランス日比谷
【会期】 2008年3月27日(木)〜4月2日(水)
【時間】 11:00〜19:00

その映画館の噂を聞いたのは、もう三か月も前のことだった。
生まれたばかりのヒナが身を寄せ合うように、小さな映画がいくつか集まり、全体が一つの映画になっている、と。
しかもそれらは移動を繰り返し、決まった場所を持たないというのだ。
「でも、サーカスや移動する遊園地があるのだから、移動する映画館があったっていいよね。観客が映画館を選ぶのではなく、映画館が観客を選ぶんだ」と、噂を教えてくれた友人は付け加えた。
それは、これまで私たちが知っているものの中ではいちばん映画に近いというだけで、正しい意味で映画館とは呼べないのだと、別の噂は伝えていた。そこにはあざせきもなければ、スクリーンや映写機さえもない。
その映画たちには、音もなく、上映時間という概念もない。
背後に聞こえる音は、ときに人の足音だったり、呻き声だったり、
イヤフォンから流れる音楽かもしれない。
そこで上映される映画は、商業的な成功を目的とするわけでもなく、
啓蒙も、なにかのPRも、監督やスタッフたちの個人的な主張さえもないように見えた。
すくなくとも、その映画を見た人たちはそう思ったようだ。
でも見終わってから何日かして、 あるいは何週間か、何カ月かして、
ふとある映像が目に浮かぶ。
街の風景や人の顔といった断片的な映像だ。
初めはそれが自分の記憶のように思う。
「あれはいつで、どこだったかな?」
でも前後の記憶がない。
しばらく考えてみて、それが映画の場面だったことに気づく。
映画はただそこにあり、あなたがその一部になることを求めている。
そして、あなたの一部になることを求めている。